Megapulse 10x700-7PF は、情報処理機器の安全規格であるIEC、 EN、UL60950の付属書Nに準じて設計されており、 電気通信ネットワークに飛び込む雷干渉( サージ )と、配電システムの過渡現象をシミュレーションするインパルス試験器です。
概要
雷サージ試験とは、機器が日常生活で発生する雷サージ、スイッチング時のサージ、その他送電線上に起こる高周波の障害に対して耐えられるかを評価する試験で、機器の安全性の評価のため、各種の IEC 規格、JIS 規格で実施が定められています。
Megapulse 10x700-7PF は標準的な雷サージ波形(波頭長 10µs、波尾長 700µs )を発生することができます。
特徴
- 最大7kVの試験電圧( 放電用コンデンサの充電電圧 )を発生することができます。
- フロントパネルに電圧計とインパルスの極性表示器を装備しています。
- 出力電圧の調整はフロントパネルのノブでデジタル設定できます。
- インターロック用制御端子を標準装備( 回路オープン時に高電圧の発生を禁止します。 )しています。
- オプションの PC 用ソフトウェア「 Testminder 」により、制御および測定ログの取得ができます。
- 校正周期は1年を推奨しています。
- 1年間の製品保証付
仕様
標準付属品
- 取扱説明書(英文)
- 高圧テストリード(赤)1220mm
- 高圧テストリード(黒)1220mm
- 校正証明書/試験成績書
- 校正波形
オプション
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TMM:PC 専用自動測定ソフトウェア:PCを使用した制御と試験ログを取得できます。
Testminderソフトウェア CD、USB-RS232C接続ケーブル( PC接続用 ) - BNCV:出力波形をオシロスコープでモニターするためのオプションです。インパルス出力を 1000:1 に分圧してBNCコネクタに出力します。